【自作TCG】自作TCGをつくりたい! その11 『ターゲット。』
誰でもすぐに遊べるカードゲームを考えたい! その12
前回のまとめ
「火」「水」「風」「土」の4属性を作りたい。
ゲームの骨組みは完成に近づきました。
骨組みができても、その周りを整備していくのがさらに大変なわけですが。
ここらでひとつ、「このゲームを遊んでもらいたい対象は誰か!?」を考えたいと思います。TCG初心者に遊んでもらうことを意識しているとは、以前書いたと思います。
しかし、「カードゲーム初心者を対象」にしているといっても、幅が広いです。
社会人の初心者。
学生の初心者。
子供の初心者。
高齢者な初心者。
「どんな」初心者を対象にしましょうか。
一番に浮かんだのはやはり「子供」でした。
社会人や大学生ともなれば、金銭的な余裕がでてきたりしますので、自分のポケットマネーの許す範囲でカードゲームを始められると思います。
ですが、子供はどうでしょう。
「カードゲームは割とお金がかかる」のです。
どのTCGもスターターデッキなど、初心者が始めやすいようなカードのセットを販売していますが、中身は未完成であることが多く、「2つ3つ同じ商品を買わないとデッキが完成しない」ようになっています。中には「2つ買ってデッキを完成させたがいいが、アホみたいに弱かった」という場合もあります。スターターデッキも1200円~1500円程度しますので、小学生が友達に「明日から一緒にやろうぜ!とりあえず3000円用意して!」なんて言えるとも思えません。大金使って揃えたデッキが弱かったら・・・最悪です。(こういう視点から見ると『バトルスピリッツ』のスターターデッキは素晴らしい完成度だと思います。)
最近の子供達のお財布事情に詳しいわけではないのですが、TCGが「どんな子供達でも気軽に遊べるゲームではない」ことは間違いないと思います。
「カードゲームに興味をもった子供が、すぐに、気軽に遊べるゲーム」にすることを目標にします。
理想は「子供が興味をもち、手軽にデッキが用意でき、誰とでも対戦できる」ことです。
お兄ちゃんが興味をもち、妹と一緒に遊べる。
子供が興味を持ち、母親と一緒に遊べる。
孫が興味を持ち、祖父と一緒に遊べる。
カードゲームに興味をもった人が、興味のない人を誘っても遊べるゲームだったら最高ですよね。これをキッカケに、親兄弟が「カードゲームって面白いモノだな」と理解してくれたら一層嬉しいです。
また、カードゲームが「知育教材」のひとつになってくれることも願ってたりします。
カードゲームは『相手の思考を考えるゲーム』という一面があります。
「相手は何をしようとしているのか、どう攻めれば相手を追い詰められるか」を考えることで、「自分がどう行動すれば有利になるか」を導き出せます。
この「相手の考えていることを考える」という点を、どうにか活かせないか。
人間はどうあがいても独りでは生きていけません。どこかで必ず「誰か」と接する機会や必要性が出てきます。そんな時、カードゲームを通じて『空気を読むチカラ』や『相手のことを想うチカラ』を養うことができたらいいのに・・・と思うのです。
この自作TCGを『シンプルな駆け引きができるゲーム』にしようと思ったのは、「相手のことを考える時間を増やしたかった」という理由もありました。
「勝つこと」よりも「お互いに楽しむこと」を尊重できるゲームにしたい。
この自作TCGが「対戦ゲーム」であり、「知育教材」であり、なにより「コミュニケーションツール」になってくれたら、最高に幸せだなぁ。
なんて、思ってたりします。
なんだか話が逸れてしまいました。
次回に続きます。
➡ つぎ。